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力になりたいと思う気持ち

介護の現場には色々な方がいらっしゃいますが、共通していることはご自身あるいはご家族のために少しでも力になりたいと思っていることです。介護するうえでの葛藤、介護職として何ができるのか、今回は病気のために片足を切断し、51歳という若さでベッド上での生活を余儀なくされたAさんの事例をとおしてお話します。

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右足切断により排便介助が必要に

 Aさん(男性、51歳)は糖尿病の持病があり、40歳のときに脳梗塞を起こして右不全マヒと軽い言語障害が残りました。在宅で療養生活をしていましたが、糖尿病が悪化したために右足を膝上から切断しなくてはならなくなりました。不安要素はあったものの手術は成功し、無事に在宅生活を再開できました。私達のもとにヘルパー訪問の依頼が入ったのは、この時点でのことです。

 右足切断の手術をするまでは、なんとか自立でトイレに行けていたAさん。しかし右足を失ってしまったことにより、一人で行くことができなくなってしまいました。尿意や便意はハッキリ自覚でき、排尿は尿瓶を使って自分で行うことができます。しかし、排便は自分で処理することはできません。同居者は弟さんのみで、日中仕事をしているために頼ることもできません。いずれは訪問リハビリなどのサービスを使いながらポータブルトイレで排便できるようにしたいという長期目標はあるものの、それまでの間はヘルパーに頼るしかありませんでした。

 排便後の処置については、排便のタイミングが分からないため訪問介護計画を作成できません。そこで話し合いの結果、昼食のお弁当を配膳するタイミングで体の清拭や着替え、尿瓶の処置を行うという計画にしました。これをベースに、もし排便が午後になった場合には電話をいただいて訪問をするということになりました。

次のページは・・ 見えてきた金銭面の厳しさ

キーワード: リハビリ , 介護家族 , ヘルパー

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