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ヘルパーという仕事

先日、かつて私が所属する事業所のサービス利用をされていたお宅のお嫁さんから、とても嬉しいお手紙をいただきました。その際、改めて考えさせられたヘルパーという仕事の意義についてお伝えします。

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お嫁さんからの突然の手紙

 お手紙をくださった方は、私が所属する事業所のサービスを夫婦で利用されていたお宅のお嫁さんです。その元利用者のご夫婦(お嫁さんからすると義理のご両親)は、依頼をいただいたときからすでに認知症の症状が顕著で、認知症専門医への受診を勧めていました。しかし、お嫁さんとその娘さんはどちらも看護師。ご自分たちの見立てで「高齢なのだから、これくらいは特に問題はない」と判断し、専門医を受診することはありませんでした。しかしご両親の症状は坂を転げ落ちるように進み、2年と経たないうちに在宅生活が不可能なまでになってしまいました。最終的には夫婦ともに施設へ入所し、夫の方は約3ヶ月後にお亡くなりになりました。

 今回、お嫁さんからいただいたお手紙に書かれていたのは、次のような内容です。

 「引きこもり状態で家族が何をしても言うことを聞いてくれず、病院もデイサービスも行くことができなかったけれど、ヘルパーの方の上手な声かけで病院やデイサービスに定期的に行くことができた。家族がいないときにはショートステイも利用でき、本人にとってはもちろん、家族にとっても安心した生活を取り戻せました」

 実はこのお嫁さん、利用を始めた当初はヘルパーに何も期待していないといった感じがありました。こちらが立てたサービス提供計画に対しても消極的だっただけでなく、認知症の症状のある義母の訴えを信じてしまい、ヘルパーの仕事内容にクレームをつけることもありました。

 それでも1カ月、2カ月と経つうち、認知症が進んでしまった義理の両親のために自分たちの寝食さえも脅かされてしまうようになります。すると、やっと認知症を認めてヘルパーやケアマネジャーの提案を受け入れてくださるようになり、協力し合いながら在宅生活を維持していました。

 そんな経緯のある方からいただいたお礼の手紙でしたので、関わったヘルパーやケアマネジャーだけでなく、直接は関わっていなかったヘルパーでさえも「ヘルパー冥利に尽きるね」と大変に嬉しいものでありました。

次のページは・・ ヘルパーの仕事の意義とは

キーワード: 介護家族 , ヘルパー , 認知症

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