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監視?防犯?プライバシー?設置に揺れる福祉施設の監視カメラ

2. 導入にあたり、忘れてはいけないこと

 入居を決めるための見学や問合せなどで、施設の防犯対策や監視カメラについて問われるケースが増えています。預ける側の家族としては、「安全に過ごして欲しい」と願うのは当たり前です。監視カメラの有無で入居を決める方も、今後は増えてくるでしょう。監視カメラ(防犯カメラ)を設置している福祉施設を見てみると、次のようなケースに分かれています。

  1. 出入り口のみに設置している
  2. 出入り口とパブリックスペース(食堂や廊下など)に設置している
  3. 居室を含め、全ての場所に設置している
  4. 出入り口やパブリックスペースは設置。居室のみ、入居者や家族の希望で設置する

 防犯用や徘徊による事故防止のための監視用など、各施設の特性や考え方によって設置されています。公にはされていませんが、中には職員がサボっていないかなど、職員側の監視用として使用しているケースもあるようです。

 しかし、「監視カメラが設置されているかどうか」が重要なのではありません。本当に大切なのは、設置にあたって施設としての方針や運用ルールがきちんと決められているかという点。防犯を掲げれば何でもまかり通ってしまうようでは、そこに住む方々の自由が簡単に失われてしまう危険があるでしょう。これはとても危険なことです。福祉施設は、そこに住む方々の安全を守るのと同時に、プライバシーも守らなければなりません。

 導入にあたっては、そこで暮らす入居者や家族、職員へも必ずこれらを説明しましょう。「常にカメラに監視されている」と感じるのか、「守られている・安心だ」と感じるのかは個人差があるもの。だからこそ、施設としての方針と運用のルールを策定し、しっかり利用者やその家族に説明していくことが大切になります。「いつの間にか付いていた」なんてことのないようにしたいものです。

次のページは・・ 3. 監視カメラの効果

キーワード: リスクマネジメント , 見守り , 人材マネジメント

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