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多職種での地域支援、専門職のあり方を探る - 「高齢者を支え合うしくみづくり」がキーワードに

一分野の専門職がいくら孤軍奮闘しても、「地域支援」は実現しない。それぞれが連携してこそ、初めて実現する。そのために必要なのは共通課題。それに向かってネットワークを構築し、活動していくことが原動力となる。

各分野の専門職は地域でなぜ連携できない?

『専門家というものは、より少ないものについて、さらに知識を増やしていく人のことであるという定義は、適切であり真実です』 「メイヨー兄弟の格言集」(フレデリック・A.ウィリウス著 近代出版 2004年)

 この言葉からわかるように、本来、専門家とは視野が狭いもの。それでもいい。だからこそ、自分の領域である専門性を極め、高みに到達することができる。

 しかし、今日のように少子高齢化が進むなかでは、機能分化された専門性を極めるだけで、果たして地域に暮らす人の生活や生命を、最期まで支えることができるのか? そこには限界がある。各専門組織・専門職種同士が互いに情報をきちんと共有でき、有機的に関わり合うしくみがいま、求められている。

 単に「連携」と言うは易し。実際には専門分野が違えば使う専門用語も違い、日常交わされる会話も違う。異なる専門職種の人が聞けば、外国語のように感じる会話もある。同じケースに向き合うときも、「何を中心に観察するのか」という視点も違う。このような一つひとつが「連携」を困難なものにしている。

 違う分野の専門家同士が有機的に関わり合うためには、共通に抱えている課題にともに向かい合うこと。これが一番の近道のように感じる。

次のページは・・ 共通課題に向けたネットワーク構築で、「地域」を支援

キーワード: 地域包括ケアシステム , 医療と介護の連携 , 多職種連携

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