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都市型地域包括ケアシステムとは - 大田区「みま〜も」にみる可能性

高齢者を見守るために地域のさまざまな資源を活用し、幅広く伝え活動している「おおた高齢者見守りネットワーク(通称:みま〜も)」。都市型ネットワークづくりのこのケースを通して、新たな地域包括ケアの可能性を探ってみた。

大都市のメリットを活かすネットワークモデル

 「高齢化の一途をたどる大都市東京において、高齢者が住み慣れた地域で生活を継続するためにはどうしたらよいのか?」

 この課題解決に向けて、地域のあらゆる社会資源と協働し、地域包括ケア実現に向け新たな具体的活動を生み出している都市型ネットワークモデル・「おおた高齢者見守りネットワーク」(愛称:みま〜も)を紹介したい。「みま〜も」は、大田区地域包括支援センター入新井の呼びかけで、高齢者に携わる各種専門機関と地域団体、企業等が協働し、生まれた。

 高齢者の孤立を予防するためには、高齢者自身が元気なうちから地域とつながる意識を持ち、できれば早い時期に地域包括支援センターともつながり、地域の中で身近な人の異変に気づき、専門機関へ早期に連絡できるしくみづくりが必要だ。

 地域のつながりが薄いといわれる大都市だが、その反面、多くの人が住み、働く人材の宝庫、社会資源の宝庫であるともいえる。

 「みま〜も」では、「気づき・見守り・支え合う地域づくり」を合言葉に大都市のメリットを活かした、都市型の見守りネットワーク構築を目ざした。

 同会は2008年4月に12名の福祉専門職と地域の老舗百貨店・ダイシン百貨店の社員3名で、現在の前身である「大田北高齢者見守りネットワークをつくる会」を発足した。そして2009年1月、活動地域を拡大したことに伴い「おおた高齢者見守りネットワーク(愛称「みま〜も」)」に改名し、現在に至る。

 任意団体であり、会の趣旨に賛同いただいた各種団体の賛助会費によって運営され、2013年4月末時点で、賛助会員は74団体(病院・クリニック:7、企業・法人:29、在宅サービス事業所:34、施設:4)、後援は大田区や医師会など12団体である。賛助会員の方々は、運営費の捻出だけでなく、会の運営に積極的に関わり、その中で専門性を発揮し、団体としての地域貢献を実現している。

次のページは・・ 「みま〜も」が実現した2つのネットワーク

キーワード: 地域包括ケア , 多職種連携 , 見守り

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