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五感という感覚器を活用したセルフケアのすすめ

思えばさまざまあったからだの変化……

 乳がんのしこりが1cmに達するには、10年かかるといわれています。

 考えてみれば、それまでの間、身体にはさまざまな変化があり、何度も、何度も、「あれっ?!」「なにか変!」と思うことがあったのです。しかし私は、その度に自分に都合のいい言い訳をつけ、気づかぬフリをしていたわけです。

 人間には、60兆個の細胞があるといわれています。その当時を振り返ると、確かにからだ(その細胞)はさまざまな信号を送ってくれていたのです。

 最初の変化は、「最近黒い服多いね」とひとから言われたことでした。色の好みは時々変わるので、そんなときもあるでしょうと思っていました。

 次に香りでした。腕に痺れがあり、思うように仕事ができなかったので、その手当てに整形外科へ行ったとき、それまでどちらかというと快いと感じていたマッサージのハッカ系の匂いがとても不快だったこと。

 しばらくして、顎の下に発疹ができ、やたら太陽が眩しく、明るい光や、黄色、オレンジ色が嫌だと感じたこと。直接病気に関わるようなこととは思えないけれど、「意識」を変えれば、自分自身の体調の変化に気づいたかもしれません。

 医師から「やはり悪性腫瘍です」と、乳がんの診断がくだったのは、最初の検診から5ヵ月後でした。この期間は、いくら前向きに考えていこうと思っても、常に「私死ぬかも」「死んでしまうかも」という恐怖と不安で、一気に8kgも体重が減ってしまったのです。

 今考えれば、それだけ急を要さない状態だったのでしょうが、当事者にとってはなんとも辛くて苦しい時間でした。

 しかし私は、「せっかく得た病だ」と気持ちを切り替え、「こころとからだのつながり」について勉強してみようと思ったのです。もちろん、株式会社もそのときに設立しました(現在、株式会社の業務はすべてS.C.N.に移行しています)。

次のページは・・ 色彩心理やアロマセラピーを生活に取り入れることで五感に働きかけ、からだの声に耳を傾ける

キーワード: コミュニケーション , 癒し , 自助

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