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完璧すぎる嫁〜自分の居場所がなくなる時・同居介護の難しさ〜

「時間」が解決してくれること

 子が通ってきて介護をしている世帯や子と同居して介護を受けている世帯、あるいは、高齢夫婦で施設に入居して介護サービスを受けている世帯など、介護のある生活では家族のスタイルは様々です。そしてすべての家族には歴史があり、その中での互いの役割が存在し変化しています。

 このケースのように誰もが羨むような同居生活で、家族の役割が明確に思えてもすぐには上手くいきません。どんなに理想通りの条件がそろっていても、家族一人一人の立場や役割が尊重されなければいけないのです。

 「今日から私が主婦、おばあちゃんは隠居してね」

 家族全員が同じ気持ちで、新たな生活のスタートを切ることは出来ないのです。無意識な振る舞いであっても、誰かを孤独な気持ちにしていることがあるかもしれません。特に老いの衰えを感じ自信を失っている高齢者にとっては「孤立」や「孤独」、「疎外感」は辛いものです。

 これから介護のために高齢の親との同居を考えている人は、自分の考えている生活と現実が同じになるとは限らないと心得ておいた方がよいでしょう。相談相手は居ても良いですが、ケアマネジャーやヘルパーさん、医師が家族関係までにはなかなか介入できません。専門職の手を借りることに拘ると、病気でない者が病気になってしまう可能性も……焦りは禁物です。これは人間関係と同じこと。新たな家族の形もまた、「時間」でしか解決できないことも多いのです。

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キーワード: 介護家族 , 要介護 , ケアマネジャー

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