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前傾姿勢を引き出す介助の重要性と実践方法

人材不足が深刻な介護業界では、利用者様の介助方法に関してはさまざまな方法があるでしょう。移乗介助や排泄介助などの介助場面では、利用者様の状態に応じた介助が必要です。しかし共通して求められる視点に「前傾姿勢」をしっかり引き出すことが挙げられます。今回は前傾姿勢が必要な理由と、その実践例をご紹介していきます。

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なぜ前傾姿勢が必要なのか?

 介護現場において、次のような課題を感じていらっしゃる方はいないでしょうか。

 「移乗の介助がしにくい」

 「食事の時にお尻が前にずれてくる」

 「トイレでなかなか排便ができない」

 これらの生じる要因としては、さまざまな問題が挙げられるでしょう。しかし共通した点として、「前傾姿勢がとれないこと」が考えられます。なぜなら体を動かそうとするとき、「体を前に倒す」という動作が必要になるためです。

 例えば、以下のステップを実践してみてください。恐らく、体を前に倒せないと非常に立ちにくい(もしくは立てない)ことを実感できるはずです。

  1. 二人組になり、一人が椅子に座ります
  2. 立っている人は、座っている人が体を前に倒せないように額に指を当てます
  3. 座っている人は、当てられた指を押さないように立とうとします

 では、食事場面ではどうでしょうか。背もたれのある椅子に座った状態で、背もたれにしっかりもたれかかってみてください。すると、徐々にお尻が前にずれるはず。そのまま顔が少し上を向いたで、食事するとどうでしょうか。恐らく食事動作がしづらく、食べ物も飲み込みにくいでしょう。

 また、トイレの排泄でも前傾姿勢が大切です。しっかり前傾姿勢をとることで腹圧をかけやすくなり、尿道や肛門の位置も排泄のしやすい状況になります。そのため、理想の排泄姿勢は前傾姿勢にあるのです。

次のページは・・ ただ前にかがめば良いの?正しい前傾姿勢

キーワード: 介護スキル , 要介護

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