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家族に介護方法について聞かれたら・・・

力任せな介助に頼らない方法を説明する

 次に技術的な面として、一般の方は介護従事者と違い、起居動作をはじめ移乗など介助全般において力任せになりがちです。介護のプロなら既知のことと思いますが、力に頼った介助は介助者と介護者双方にデメリットしかありません。

 もちろん、ボディメカニクスなど複雑なことまで説明する必要はないでしょう。しかし力任せの介助におけるデメリットは、充分に説明して理解を得ておくことが必要です。

頑張りすぎないためのアドバイスを

 責任感や使命感から、介護を大変頑張っていらっしゃるご家族をよく拝見します。中には頑張りすぎてしまい、心配になってしまうケースも少なくありません。

 例えば施設から退所する際、ご家族に対し「一度退所したら再入所はできない」と説明するのではなく、「少しだけ在宅で生活して再び施設を利用してもらう」くらいのスタンスで接することで、共倒れにならないよう逃げ道を用意してあげることが重要です。もちろん在宅介護中には通所系や訪問系、短期入所など、在宅サービスを上手に使うアドバイスも行います。

 施設職員の場合、ケアマネジャーや相談員がこうした説明をご家族にする場合が多いのでしょう。しかし、利用者ともっとも距離の近い介護職員が説明することで、ご家族の受け取る気持ちはまた違ったものになると思います。

最後に

 冒頭にも述べた通り、今後、日本ではさらに在宅での介護へ方向性がシフトされていくことが予想されます。今回は施設系職員を想定しましたが、訪問系や通所系の職員においても同様の質問が増えてくるのではないでしょうか。

 ご家族に介護について説明する際は、つい技術的な部分に目が行きがちですが、まずは精神的な部分にスポットを当て、プロとしての説明や支援を行っていくことを心掛けることが大切です。

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キーワード: 在宅 , コミュニケーション , 介護家族

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