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何となく腑に落ちない。「介護度」ってどう決まるの?

介護の現場にいると、「Aさんは要介護1なのに、Bさんは要支援2。どう見てもBさんの方が介護度は高いと思うのに……なぜ?」という疑問を持つことはありませんか? 介護度はどのようにして決まるのか?介護度の疑問について考えてみます。

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「介護度」とは

 介護度は介護サービスを保険給付で受けるために必要なものであり、調査を経て認定されます。認定を受けるには、(1)各自治体に申請、(2)主治医による意見書をもらう、(3)認定調査員による基本調査を受ける、(4)コンピューターによる1次判定を受けるという流れがあります。1次判定では、各項目においてどれくらい介護の手間が掛かるか、客観的な判断に基づいて数値化され介護度が決まります。さらに1次判定結果と基本調査による特記事項、主治医意見書などを基に介護認定審査会にかけられ、最終的な介護度が決まります。

1次判定はチェック項目のみを見られる

 コンピューターによる1次審査では、客観的数値に基づく判定がくだされ、特記事項等は一切加味されません。例えば1ヶ月前にできなかった項目が今日できたので「できる」にチェックを付け、特記事項に「日頃はできないこともあるが調査時は可能だった」と書いたところで、1次判定では一切検討されないのです。

 もちろん、日頃の状態を勘案してチェックする項目もあります。しかし、例えば2ヶ月前は頻回だったのに、ここ1ヶ月で1回しか出現していない症状があった場合などは「時々ある」にチェックされ、「頻回にある」にはチェックされない決まりになっています。

 1次判定は機械的に行われるため、特に認知症の周辺症状などによる介護の手間は反映されないことがしばしば見られます。

次のページは・・ 2次判定は有識者の眼と意見により決定される

キーワード: 要介護 , 要支援 , 介護保険制度

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