介護職のひとや目指すひとを応援する情報サイト

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大
  • けあともTOP
  • 介護記事
  • アンケート結果発表 第5回「在宅の高齢者の虐待に関するマネジメント調査」

日付:2008/10/07  カテゴリ[調査・統計]  閲覧数[6398]

アンケート結果発表 第5回
「在宅の高齢者の虐待に関するマネジメント調査」

アンケート実施サイト ケアマネドットコム
解答者数 91人
性別

Q1. あなた自身についてお聞きします。
Q1-1. 担当件数は?

Q1-2. 勤務形態は?

Q1-3. 所属事業所は?

Q1-4. ケアマネ受験資格は?

■その他内訳
  • 管理栄養士/1人
  • 歯科衛生士/3人
  • 知的障害者施設の支援員/1人
  • 保健師/2人
  • 針灸師、あんまマッサージ指圧師/1人
  • 社会福祉主事/1人
  • 鍼灸師/1人

Q2.あなたが今までに担当した中で虐待と思われた利用者はどれくらいいましたか?

Q2-1~3は、Q1で虐待と思われた利用者があった方のみ回答
Q2-1.遭遇した虐待事例は次のどの種別に当てはまりますか? (複数回答)

Q2-2.その虐待の身体的・心理的・生活への影響の程度はどのようなものですか? (複数回答)

■その他詳細
  • 年金の使い込みにより、入院費・利用料の不払いが生じ、介護サービス事業所から契約解除。利用が必要なサービスが利用出来なくなってしまった。
  • アルツハイマー型認知症の為、火の心配があり冬期間でもファンヒーター等の暖房使用していない。
  • 施設での不穏状態が悪化すると、介護の見直しよりも薬の調整が行われ、活動量の減少、認知症の進行、意欲の低下等僅かな期間で、死に至ることが多くなってしまった。
  • 同居の家族が年金を当てにし介護放棄が見られた為、入所を勧めるもお金が掛かるとの理由で拒否。費用がかさむ為、デイケアとショートステイの併用が出来ず、栄養状態悪化してしまった。
  • 認痴症状が強く、本人自身は虐待・苛められているとは感じていない。
  • 母親名義でヘルパーを派遣させ、自分の用事をさせようとし暴れてしまった。これによりヘルパーが怯えてしまった。

Q2-3.その虐待への対応はどうしましたか? (複数回答)

■その他詳細
  • 副介護者が、飲酒をし利用者・主介護者に暴力を振るってしまい、怪我をした為救急車を呼び、救急隊が警察に通報し司法の介入となった。
  • 在宅支援も包括も困難事例に対応する力量がない。
  • アルコール依存がある為、行政に入ってもらい虐待をしている方への介入をお願いした。
  • 民生委員に相談し、見守りをしてもらう様にした。
  • 病院のソーシャルワーカーに相談した。
  • 地域包括支援センターの民生委員に相談し訪問して貰い、経過を見守りになったが、解決には至っていない。
  • 朝、夕の訪問介護、週1回デイケアでの観察、ケアマネとして訪問で様子を見ている。
  • 各社ともケアマネに報告していたと勘違いをしていた為分からず、利用者が亡くなった後事業者から聞いた。
  • 包括に相談したが、何の役にも立たなかった。
  • 他の家族の協力を得て、年金を切り離し、減免の手続きをし、入所の申し込みをし、ショートステイでしのいでいる。
  • 当該警察署・生活安全課(担当部署)に相談し、弁護士に相談、精神病院MSWに相談した。

Q3.在宅の高齢者虐待の対応で困ることは何ですか? (複数回答)

■その他詳細
  • 金銭的虐待は自分で判断できない方が多く、親族(別居)が管理している場合が多数である。電話で促しても、サービス利用料どころか、生活に必要なお金も満足に渡さない。明らかに成年後見制度の導入をすべきだが、行政(福祉、介護、包括)の弱腰で解決できていない。
  • 虐待を公にすることで、更なる介護放棄等につながる可能性があるので、対応に苦慮した。
  • ケアマネが関わっていると、行政は何でも責任をケアマネに振ってくる。市町村が、もっと解決に積極的に関わってもらいたい。
  • 家族が保険者相手に暴れたりすると、結構簡単に特例ケースとして認めたりする。それが波及して違う人が同じような行動をとったりする。
  • 本人の意思は無視で、家族が公にせず、別の場所に引越しさせられてしまった。

Q4.今後の虐待への対応や、予防に対して必要だと思う対処は何ですか? (複数回答)

■その他詳細
  • 行政が積極的に関わることが必要。
  • 家族の介護を認めたり家族会のように同じような境遇の方との会話の機会を設ける。
  • 専門家だけではなく一般の人たちに虐待の認識、意識の啓発が必要。
  • 虐待と気づいてない場合があるので、オープンに公的な第三者を入れて話し合う。
  • 相談機関として包括支援センターを位置づけているが、アウトリーチの是非や決定権等々保証されておらず、制度が一人歩きしている。相談から実行機関まで一連の連携が必要。
  • 緊急入所を受け入れる専門の施設を作ってほしい。

Q5.他にご意見があればお答えください。

  • ネットワークの中に、警察・消防も入ればよいと思う。
    救急隊員がせっかく見つけても、警察・消防止まりで、わたしたちには連絡が入らないため、改善のタイミングを逃したことがある。
  • 施設で行われた虐待は、TV等で報道されるが、在宅という閉鎖的な空間で行われている虐待は表面化しにくい。 まさに、警察にでも通報したら、追い出されてしまうと脅えている利用者が多いように思う。 公的な機関も夜間は受け付けてくれず、24時間対応のはずの地域包括支援センターも連絡が取れない。 これでは、虐待がなくならないと思う。
  • 虐待(権利擁護事業)は、包括で一元的に対応して欲しいが、障害者や、緊急避難で措置となると、複数の担当課(福祉課、介護保険課、包括)にたらい回しされ、うやむやになってしまう。 専門的に相談できたり、措置や成年後見制度に関れる機関が必要ではないかと思う。
  • 虐待を早期に発見、対応できるシステムの構築が必要。
  • 家族を責めるのではなく、家族の苦しみを分かち合い、家族に対しても精神的なアプローチが必要。虐待は家族そのものも病んでいるケースが多い気がする。そのための専門機関があればありがたい。
  • 何かといえば、病院へ、主治医に、挙句の果て病院ソーシャルワーカーが対応している。
  • 助けようと行動を起こしても、ヘルパーも含めその人にずっと付いていることが出来ない為、社会保険という制約がある中で、時間を作ることが出来ず、解決が難しい。 近所の助けも求めにくいのが現状。
  • 国際医療福祉大の先生にも協力していただき、虐待予防の研修会などを開いている。
  • 病院、地域包括、事業所、相談員等話合うメンバーが多くて意見がまとまらなく一時避難も兼ねて入院したままになっている。
  • 責任の重い重要な仕事だと思うが、もう少し続けたくなるような仕組みにして欲しい。 だめなことばかりで、周りのケアマネで会うと「辞めたいよね」が合言葉のようになっているのが寂しい。
  • 虐待ケースは多く認知症ケアとの関係が深くあると思う。
  • 一般の人達への意識改革から入らないと、この対応は非常に難しいと思う。
  • 認知症の方は虐待を受けても認識がなく、家族に説明しているとかばってしまう。 ケアマネがしっかりしないといけない。
  • 虐待は当事者のみの問題ではなく加害者の家族の意識や対応、また潜在化し、潜行する虐待内容に対し取り組みは非常に難しいと思う。
  • ケアマネジャーとサービス提供事業者がもっと連携すること、行政がもっと介入することが必要と思う。
  • 認知症、他障害によって訴えられない本人への介護放棄、年金使い込みをしている当事者に虐待の自覚がないことが問題を困難にする。 ショートから入所の形で救出しましたが、県外の親族と連絡をとるなどから、虐待者から口激(夜間の電話…)を受けるケアマネの心労も加えてほしい。 仕事からリタイアしようと本気で思った。
  • 過去に経験した虐待ケースを考えると、それ以前の家族関係が影響しているように思える。 親子関係嫁姑関係が良くない場合に虐待が起こっているようだ。 元気な親が介護を必要とする状況、又どちらかが死亡した時に、立場が逆転していじめに転じる。 虐待に関わるにはその家族関係にまで踏み込まなくてはならないので、ケアマネが出来る問題ではないと思う。 又通報義務に関しても、逆恨みされた時の身の危険を行政がどう対応してくれるのか甚だ疑問である。