日付:2013/09/04  カテゴリ[みんなの声]  閲覧数[9357]

みんなの声第3回|介護職のストレス調査

みんなの声

「介護職はストレスが多い!?みんなのストレス解消法は?」

仕事内容や利用者さんとの関わり方、待遇、他職員に対する不満など。介護の現場では、さまざまなストレスを抱えながら仕事をしている方も多いことでしょう。そこで、みなさんがどのようなストレスを抱え、解決しているのかについてアンケート調査を行いました。是非ご覧ください。

Q1.性別

現在の職場について

回答者は男性が約40%、女性が約60%という比率でした。

Q2.年代

グラフ2

40代の回答者が一番多く約45%。次いで50代が約25%、30代が約15%という順になっています。

Q3.職業形態

グラフ3

回答者の約70%が常勤、約30%が非常勤です。

Q4.勤務先形態

グラフ3

勤務先の内訳は、通所施設・訪問介護がそれぞれ15%超、特養・グループホーム勤務が約10%、老健が約5%、その他が40%弱となっています。

Q5

グラフ3

「すごく思う」との回答が3割超、「思う」が約半数、「思わない」が約15%。「すごく思う」「思う」を合わせると、80%以上の方が介護職をストレスの多い仕事であると感じているようです。
一方で、「他の職業でも同じようにストレスがあるから介護職だけが多いとはいえない」といった意見も見られました。介護職以外の仕事を経験したことがあるか否かも、感じ方に違いを与えているのかもしれません。

また「Q4」の回答と参照すると、その他の就業形態を除き「すごく思う」「思う」と回答した人は、職業携帯では訪問介護が最も多い29.2%。次いで通所施設が21.9%、グループホームと特別養護老人ホームが同じく19.5%という順になりました。最も少なかったのは、介護老人保健施設の9%です。
極端な偏りがあるわけではありませんが、日常的に要介護者と過ごす施設に比べ、場合により日々介護の対象が異なる通所や訪問介護の方が、ストレスを強く感じている傾向が分かります。訪問介護については、やはり訪問に伴う肉体的ストレスもその理由として挙げられるでしょう。

Q6

  • 仕事の大変さの割に給料が安い・・・ (68%)
  • 人が少なくて負担が大きい・・・ (59%)
  • 肉体的な負担が大きい(腰が痛い、傷が付くなど)・・・ (43%)
  • 勤務時間が長くプライベートの時間が無い・・・ (22%)
  • 利用者さんとの関係(コミュニケーションが難しいなど)・・・ (33%)
  • 利用者さんの家族との関係・・・ (19%)
  • 上司との関係(厳しい・無理な仕事が振ってくるなど)・・・ (31%)
  • 同僚との関係(自分勝手な人がいるなど)・・・ (28%)
  • 部下との関係(思ったより育たないなど)・・・ (27%)
  • 自分の技術や知識、経験が足りない・・・ (19%)
  • キャリアプランや将来性など漠然とした不安が大きい・・・ (26%)
  • その他・・・ (12%)

半数以上の回答者が「給料の安さ」「人員不足」を選択しています。
「人員不足」については職員数が少なく負担が大きくなり、辞めてしまう職員が出てくること。また新しい職員が入ってきても、余裕の無さから教育がなかなかできず、定着しないという悪循環に陥っている職場が多いことが垣間見られます。
人材不足により1人1人の業務負荷が大きく、しかしそれに対し満足できる給与が得られないという繋がりが感じられます。

Q7.具体的な原因を教えて下さい

以下に、具体的な回答を一部抜粋します。

  • 給料も安く慢性的な人手不足で忙しい割には生活も苦しい。勉強会もあり仕事時間以外も拘束される。
  • こちらは自分の価値観を押し付けず、利用者さん側に合わせるが、利用者さんは自分の価値観に基づいてこちらを評価してくる時、それは違います、とは言えず、受け止めなければならないモヤモヤ。
  • 認知症の方への対応が非常に難しい。自分で「こうあるべき」と思っていることさえ実現できないし、またたとえできたとしても、それがベストであるとも限らない。
  • 人員的、時間的にゆとりがなく、スキルアップの機会が持てない。
  • 心配りの程度や価値観により仕事内容も変わり、気が付く人ばかりが仕事量が増えてしまう。
  • 仕事に対し私情を入れすぎる職員がおり、気に入らない人へのパッシングがすごい。
  • 常にぎりぎりの人数で働いているので、時間に追われた介護しか出来ないのがストレス。入居者ひとりひとりに十分な時間がかけてあげられない。
  • 福祉行政の傘下にあることが不幸の原点と考えます。机上の論理で指導があること、現場を知らない役人に主導権があることに無理がある。これに引きずられ、士業(ケアマネや国家資格保有者)が幅を利かしているのも現場を不幸にしている。

人間関係や、利用者への対応の難しさなどが原因として多いようです。職場のみならず業界全体として問題を提起する回答もあり、介護職におけるストレス問題の深刻さが伺えます。

Q8.どのようにストレスを解消していますか?

  • 趣味・・・ (49%)
  • 運動・・・ (20%)
  • 食事や飲酒・・・ (44%)
  • 家族や同僚に話を聞いてもらう・・・ (37%)
  • けあともを使う(掲示板で仲間に相談する・ブログを見る・書く)・・・ (16%)
  • ない・・・ (9%)
  • その他・・・ (15%)

「趣味」を選択した回答者は約半数。また、「食事・飲酒」「話を聞いてもらう」の回答が特に多いようです。

Q9.具体的な原因を教えて下さい

以下に、具体的な回答を一部抜粋します。

  • 家でのんびりインターネットを楽しむ。
  • エステやジム、外食などで解消しています。給料のほとんどを使ってしまっています。
  • 毎日(夜勤の日以外)の酒が楽しみで頑張れているようなものかも。
  • 日常を離れて、旅行に行く。
  • ここで、書き込みして、相談に乗ってもらえることが一番のストレス解消です。
  • 愚痴の言い合い
  • 木々の多い所をドライブ。緑に癒される。
  • ショッピングやエステ、時々自身で授業料を払って研修に参加してモチベーションを維持しています。
  • 野球やゴルフのサークルに参加

好きなことをしたり、人と話をしたりすることでストレスを解消しているという方が多いようです。やはり仕事から離れた環境で、ストレスは解消されるのでしょう。

共感できるもの、参考になるものがありましたでしょうか。恐らく、「確かに」と思えるような意見もあったのではないかと思います。
仕事をする以上、ストレス自体を完全に無くすことは難しいものです。しかし上手に発散する方法を見つけることで、多くの方々は仕事を含め充実した生活を送ろうと取り組んでいるようです。ストレスに押しつぶされることなく、仕事にも余裕を持って取り組めるようにしたいですね。

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