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日付:2013/11/01  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[3844]

実務経験5ヶ月を5年と詐称 愛知「ケアホームひまわり」の指定取り消しへ

愛知県健康福祉部は25日、稲沢市と北名古屋市において「ケアホームひまわり」など3つの共同生活介護事業を運営展開する「アライブ」(野村貴子社長、稲沢市小池三丁目16-8)が、偽造した書類で障害福祉サービス事業者指定を受けて介護給付費844万4,382円を不正に受給したとして、事業者指定を取り消すことを明らかにした。指定取り消しは11月30日付。

県によると、事業指定には5年以上の実務経験者が必要だが、ひまわりホームの女性管理責任者は2010年1月に指定を受けた際に実務経験証明書を偽造した。実務経験が5ヵ月しかないにも関わらず、5年7ヵ月などと虚偽の報告をしていた。

ケアホームひまわりには、稲沢市内で2ヵ所(稲沢市小池3丁目16-8、稲沢市小池1丁目12-11)、北名古屋市内で1ヵ所(北名古屋市西之保立石116番地)のケア住居施設がある。知的障害者ら12人が入居して食事や入浴の介護を受けているが、県では今後ほかの施設などの受け入れ先を探すように求めていく方針。

管理者兼サービス管理責任者である同一人物の女性は、「ケアホームひまわり」退職後に就いた別会社運営の津島市内の「ケアホームあさがお」においても実務経験証明書を偽造。その運営会社が昨年11月に指定取り消し処分を受けている。さらに県は昨年10月、有印私文書偽造・同行使の疑いでこの女性管理責任者を愛知県警に刑事告発している経緯もある。

今回の処分に伴い、2010年2月から2011年3月までにアライブ社が不正受給した介護給付費に4割を加算した1,182万22,134円の返還も命じられた。指定取消を受けると今後5年間は新たに障害者総合支援法に基づく障害福祉サービス事業の指定を受けられなくなる。

以下、今回の処分理由の詳細は次のとおり。

【不正の手段による指定】指定を受けるには、5年以上の実務経験を有するサービス管理責任者を配置する必要があるが、資格のある者を配置せず、指定に必要な実務経験証明書の3通のうち、全く勤務実績のない他法人の運営する事業所から発行された2通の実務経験証明書を偽造し、不正な手段による指定を受けた(障害者総合支援法第50条第1項第8号違反)

【著しく不当な行為】管理者兼サービス管理責任者が平成22年9月末に退職し、管理者兼サービス管理者責任者の不存在期間(平成22年10月~平成23年3月末)が6ヵ月間あるにもかかわらず、管理者兼サービス管理責任者の変更した日を平成23年4月1日付とし、不存在期間がないかのように見せかける虚偽の届出書を提出した(障害者総合支援法第50条第1項第10号違反)

(ASTRA医療福祉研究グループ)


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