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日付:2013/11/05  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[906]

【車いす火災】大阪地検が控訴断念で元患者被告の無罪確定へ

大阪地検はこのほど、大阪市東成区中道の「医療法人岩木会 岩木病院」で一昨年、別の入院患者の車いすに放火して死亡させたとして傷害致死罪に問われた元入院患者の男性被告(62)を無罪とする判決について、その控訴を断念する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかったもので、控訴期限を過ぎた10月末までに元患者男性の無罪が確定することになる。

この火災は、岩木病院に被告男性が入院中だった同年12月25日午後3時20分ごろ発生。病院3階に入院中の阿部成夫さん(当時62歳)の病室において車いすの背もたれ部分などが激しく燃え、駆け付けた職員らが消火器で消し止めた。

付近に火の気などなかったことから、東成警察署が事件の可能性が高いとみて捜査を開始。昨年4月、生活保護費を不正受給したとして詐欺容疑でこの男性患者(当時61歳)を逮捕。公判のなか、阿部さんに全身やけどを負わせ死亡させたとして再逮捕・起訴されていた。

被告男性側は一貫して裁判員裁判で無罪を主張。今月8日の地裁判決では、出火直後に現場において被告男性を目撃したという看護師らの証言について「勘違いの可能性がある」としてその信用性を否定した。

一方で地検側は、看護師らの証言などから被告男性の犯行関与を主張してきた。しかし今回の判決をうけて、今後控訴しても判決認定を覆すのは困難と判断したものと思われる。

(ASTRA医療福祉研究グループ)


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