介護職のひとや目指すひとを応援する情報サイト

  • 文字サイズ
  • 小
  • 中
  • 大

日付:2013/11/05  カテゴリ[事故・違反]  閲覧数[997]

看護師が患者データ入れたUSBメモリーを紛失 国立愛媛医療センター

愛媛県東温市にある独立行政法人国立病院機構「愛媛医療センター」は先月28日、患者14人の病名など個人情報を記録したUSBメモリーを紛失したことを明らかにした。すでに14人全員に対して主治医らから事実関係を説明し謝罪。現時点において情報漏えいなどの被害は確認されていないという。

同センター管理課によると、USBメモリーは看護職員の私物で、内容は足の静脈の血栓や血流悪化を予防する医療用ストッキングを使う患者への今年1月以降の入院時の指導記録。14人の病名や氏名・年齢・性別、さらにストッキング使用に関する症状・合併症などが含まれている。

看護職員が今年6月19日、7月の病棟移転のための準備作業に伴い、業務で使っていた私物を一時的に自宅に持ち帰った際に紛失に気づいた。現在に至るまで見つからず、6月25日には看護師の所属部門からセンター側に紛失報告があり、国立病院機構本部にも報告されていた。

同センターでは個人のメモリー使用を届け出制により認めており、この看護師は事前に病棟師長に届け出ていたという。岩田院長は28日、「心からおわびしたい。安全対策の徹底や個人情報に関する研修など管理体制の強化に努め、再発防止に万全を期したい」と陳謝。今後は私物のUSB利用を廃止する方針で検討していることも明らかにした。

以下、今回紛失事例の経緯と個人情報内容の詳細は次のとおり。

【紛失に至る経緯】センター当院の病棟に勤務する看護職員が、「弾性ストッキングコンダクター臨床指導内容書」(治療で用いる弾性ストッキングという医療用具を使用する患者様への指導内容を記録したもの)を作成し、業務に使用するため個人の所有するUSBメモリーにデータを保管していた。平成25年6月19日、当院の新築病棟への移転準備に伴い、業務用等の私物を一時的に自宅に持ち帰った際、当該USBメモリがなかったことに気がついた。翌日以降、職場全体の捜索を行なったが発見することはできず、現在まで紛失した状況となっている。なお、現時点において当該個人情報の漏洩や不正使用の事実は確認されていない

【紛失した個人情報内容】14名分の「弾性ストッキングコンダクター臨床指導内容書」。個人情報の内容は、指導の日、診断名、性別、年齢、弾性ストッキングの使用に関する症状、弾性ストッキングの使用経験の有無、合併症、指導内容および患者氏名

このほかにも医療福祉施設における患者・利用者の個人情報の取扱に関する問題があとを絶たない。先月25日には、福岡県内の産業医科大学でも、同大若松病院(若松区浜町)に勤務する30代男性職員が小倉南区内で車上荒らしに遭い、134人分の患者情報が入った外付けハードディスクが盗まれたばかり。産業医大では、患者の情報を外部に持ち出す際には上司の承認が必要だが、この職員は承認を得ていなかったとされる。

(ASTRA医療福祉研究グループ)


この記事に関するコメントを見る、書く